奥歯の激痛に耐えて迎えた朝

大学生で一人暮らしをしていた頃、もう東京でも根管治療 がどんなにかってもここは大きな穴が空いて、疼き始めた奥歯の虫歯があったが、歯医者に行くのが嫌で放置していた。数ヶ月痛いながらも放置したある夜、突然、脳みそまで貫くような激痛が、奥歯に走った。歯医者に行かなきゃ!とあまりの痛さに恐怖心から思うものの、その時間はもうやっていない。人気の根管治療では東京のどこにいっても激しさを増す激痛痛。出るのはうめき声だけ。ひたすら枕に頬を押し付けて格闘、悶絶。頭の中では「ごめんなさい、神様、許してください、助けてください」とぐるぐる考えていた。波もなく続く激痛に一睡もできないまま、芦屋で評判のホワイトニングを探してとって診療時間になるのを待って、やっと辿り着いたかかりつけ歯科。無慈悲な休診日の看板。絶望とはこのことだと思った。しばらく放心したあと、近くにもう一軒歯科医院があることを思い出し、わらをも縋る思いで向かった。開いてる!神様はいるんだと感謝した。受付で、初診だと伝え、治療が始まった。すぐ神経を取る治療になった。麻酔をかけたが、効かない。。激痛ではなくなったが痛みは残ったまま。麻酔が効いてないことを伝えたが、人気のあの根管治療を東京で探してみることにしてそのまま神経を取る治療が進められ、痛みで気を失いそうになった。始めての歯科医で、助けて欲しい一心だったので、ひたすら耐えた。その後、神経を取った後はだんだん痛みはひいて楽になった。大正区からどんな歯医者でなのになっても虫歯の放置は悪夢を見ることを学んだ。