先週の月曜日、いつものように夜の歯磨きをしていたときのことです。ふと鏡を見ると、右下の奥歯の溝の部分に、これまでなかったような暗い影があることに気づきました。舌先でそっと触れてみると、何かが引っかかるような感覚があり、まさに歯に穴が空いてる気がするという確信に近い不安に襲われました。それまでは全く痛みもなく、冷たいものがしみることもなかったので、まさか自分が虫歯になっているとは思いもしませんでした。翌日、仕事の合間に歯科医院を予約し、恐る恐る受診したところ、先生からは「かなり深いところまで虫歯が進んでいますね」という衝撃的な診断を受けました。表面に見えていた穴は針の先ほどのごく小さなものでしたが、内部では象牙質が広範囲に溶かされており、レントゲン写真で見ると大きな空洞が確認できたのです。先生の説明によると、エナメル質は硬いため表面の穴は小さく留まる傾向がありますが、その下の象牙質は柔らかいため、細菌が横に広がるようにして侵食を進めてしまうのだそうです。治療は、麻酔をしてから虫歯になった部分を丁寧に削り取り、型取りをして詰め物を作るという流れになりました。もしあと1ヶ月放置していたら、神経を抜かなければならないレベルだったと言われ、自分の直感に従って早めに受診した自分を褒めてあげたい気持ちになりました。治療にかかった費用は保険診療の範囲内だったため、数千円で済みましたが、もしこれが重症化してセラミックの被せ物などが必要になっていたら、10万円以上の出費を覚悟しなければならなかったでしょう。治療を終えた今、舌で触れても何の違和感もなく、しっかりと噛める喜びを改めて実感しています。今回の経験を通じて学んだのは、歯に穴が空いてる気がするという主観的な感覚は、体が発する非常に重要なSOSだということです。痛みという明確な症状が出る前に、小さな異変を見逃さないことが、結果として自分の歯と財布を守ることになると痛感しました。これからは3ヶ月に1回の定期検診を一生懸命に継続し、二度とこのような不安を味わわなくて済むように、プロの手によるメンテナンスを欠かさないようにしようと心に決めています。
鏡を見て気づいた歯の小さな穴を治療した私の体験記