特定の薬剤の副作用として舌が白くなることもあります。例えば、一部の抗生物質は、口腔内の常在菌のバランスを崩し、結果としてカンジダ菌などの真菌が繁殖しやすい環境を作り出すことがあります。これにより、口腔カンジダ症が発生し、舌が白く見えることがあります。また、ステロイド吸入薬を喘息治療などで使用している場合も、口腔内にカンジダ菌が繁殖しやすくなることがあります。これらの薬を使用している場合は、使用後に口をゆすぐなどのケアが推奨されます。その他、特定の降圧剤や抗うつ薬など、唾液の分泌を抑制する作用を持つ薬剤もあります。唾液の分泌量が減少すると、口腔内が乾燥し、舌苔ができやすくなるため、舌が白く見えることがあります。もし、新しい薬を服用し始めてから舌の白さが気になるようになった場合は、薬剤師や医師に相談し、副作用の可能性について確認することが重要です。舌の白い症状を予防するためには、日々の口腔ケアと健康的な生活習慣の維持が最も重要です。まず、毎食後の歯磨きを徹底し、デンタルフロスや歯間ブラシを用いて歯と歯の間の汚れも除去しましょう。そして、舌ブラシや舌クリーナーを使って、舌の表面を優しく清掃する習慣をつけます。これは舌苔の蓄積を防ぐ上で非常に効果的です。また、十分な水分補給を心がけ、口腔内の乾燥を防ぐことも大切です。特に、口呼吸をしている人は、意識的に鼻呼吸をするよう心がけましょう。バランスの取れた食事を摂り、免疫力を高めることも予防策の一つです。喫煙や過度なアルコール摂取は口腔内の健康を損なうため、これらを控えることも重要です。定期的に歯科医院を受診し、プロフェッショナルクリーニングを受けることも、口腔内の健康維持に役立ちます。これらの予防策を実践することで、舌の白さを軽減し、健康な口腔環境を保つことができます。
白い舌と薬の副作用