舌の表面にできる「できもの」は、その見た目や感触によって様々なタイプがあります。多くの場合は一時的なもので、自然に治癒することも多いですが、中には注意が必要なサインであることも。日頃から自分の舌の状態を観察し、異常に気づくことが大切です。舌にできるできものとしてよく見られるのは、白い斑点や赤く腫れた突起、あるいは水ぶくれのようなものです。白い斑点は、口内炎やカンジダ症(カビの一種による感染症)の可能性があります。口内炎であれば、痛みがあることが多く、通常1週間から10日程度で治ります。カンジダ症の場合は、白い苔のようなものが広がり、擦ると剥がれることもあります。赤く腫れた突起は、舌乳頭炎や舌の傷による炎症が考えられます。辛いものや熱いもの、あるいは歯で誤って噛んでしまった際に起こりやすく、チクチクとした痛みを感じることが多いです。水ぶくれのようなできものは、粘液嚢胞の可能性が高いでしょう。これは唾液腺の出口が詰まることで唾液が貯留し、透明な小さな袋状になるものです。通常は痛みがないことが多いですが、大きくなると食事の際に邪魔になることがあります。家庭でできるケアとしては、まず口腔内を清潔に保つことが基本です。毎日の歯磨きを丁寧に行い、歯間ブラシやデンタルフロスも活用しましょう。舌も優しくブラッシングするか、舌クリーナーを使って清掃することで、細菌の繁殖を抑え、口内炎などの発生を予防できます。また、刺激物を避けることも重要です。熱すぎるもの、冷たすぎるもの、辛すぎるもの、酸味が強いものなどは、舌への刺激となり、できものの悪化や痛みの原因となることがあります。アルコールやタバコも口腔内の粘膜に刺激を与えるため、控えるのが望ましいでしょう。栄養バランスの取れた食事も大切です。特にビタミンB群は、粘膜の健康維持に重要な役割を果たします。不足しがちな場合は、サプリメントで補給することも検討してください。ストレスや疲労も舌のできものの原因となることがありますので、十分な睡眠と適度な休息をとり、ストレスを溜め込まないように心がけましょう。
舌の異常を見つけるサインと家庭でできるケア